プレスリリース

Veeva Systems、Veeva OpenDataを発表

2015年3月27日

Veeva Japan 株式会社

 

Veeva Systems Inc.【NYSE:VEEV】(本社:カリフォルニア州プレザントン、日本法人本社:東京都渋谷区、日本法人代表取締役:岡村 崇、以下、Veeva)は、eyeforpharma Barcelona 2015 の初日に、ライフサイエンス業界向け顧客リファレンスデータへの新しい取り組み、Veeva OpenData を発表しました。Veeva OpenDataはデータビジネスの分野でますます高まるVeevaの存在感を足掛かりに、あらゆる医療従事者(HCP)や医療機関(HCO)のデータを、ライフサイエンス企業やその他の団体へ提供する取り組みです。なお、この取り組みにあたっては、品質やサービスに関する一貫した基準を設けています。(本リリースは、Veeva 米国本社が発表した報道資料の 抄訳 です)

更にVeevaは、 Veeva OpenData Partner Program を同時に発表しました。これは、ライフサイエンス企業が自社の顧客データに容易にアクセスし、最大限に活用できるようにパートナーエコシステムを整備する仕組みです。現在は、企業が自社で購入した顧客データをフル活用しようとしても、用途やアクセスを制限したベンダー契約がネックになっています。Veeva OpenDataは、他のサードパーティプロバイダとデータアクセスに関する契約を結び、パートナーシップを構築することで、こうした非効率的な問題を解決します。

Veevaのグローバルデータソリューション事業を担当するシニアバイスプレジデント、ティム・スレヴィンは次のように述べています。「Veevaは顧客を第一に考えた品質やサービスへの取り組みを通じて、ライフサイエンス企業が抱える顧客データの課題を解決しようと尽力しています。まずは、企業が自社の顧客データをフル活用するうえで妨げとなる制約をなくし、真のグローバルサポートを提供するためのソリューションを展開します」

オープン、簡単、グローバルなデータのニーズが調査で判明
Veevaが2015年に実施した 顧客データに関する欧州ライフサイエンス業界調査 の集計によれば、調査対象となったライスサイエンス企業幹部の83%が「自社の顧客データには大きな課題がある」と回答しています。4人に1人以上は現在のデータプロバイダから受けているサービスに不満があると答えており、現状のプロバイダが革新的な技術を取り入れて高品質なデータソリューションを提供してくれていると回答したのはわずか12%程度ということがわかりました。

Veeva OpenDataは、地域横断的に一貫して高い品質基準を設け、よりスピーディーで、より即応性の高いサービスを提供します。Veeva OpenDataを利用すれば、企業は現在の顧客データ市場に存在している契約上の制約に煩わされることなく、いつでも、どこでも、ニーズに応じて、必要なデータが簡単に活用できます。しかも、適正でシンプルな料金体系には複雑な条件や驚きもありません。

法規制が変わり、報告要件がますます厳しくなる中、国境を越えた一貫性のある顧客データのニーズがかつてないほど高まっています。欧州製薬団体連合会(EFPIA)が定めた支払情報の開示期限が、2016年1月までと迫り、自社の顧客データを利用して医療従事者に費やした費用を正確に追跡・集計できると自信を持って答えた調査対象企業はわずか39%にとどまっています 。地域や国の垣根を越えた医療従事者のエンゲージメント活動を十分に実現できるようなデータを持っている調査対象企業はわずか29%しかありません。

さまざまな情報源を管理し、欧州市場全域にわたる医療従事者や医療組織のデータ重複に対処するという作業負担を軽減するために、Veeva OpenData Customer Dataは各地で入手した情報を一元的なグローバル参照データベースに統合します。

IDC Health Insightsでビジネスシステム戦略を担当するプログラムディレクター、エリック・ニューマーク氏は次のようにコメントしています。「ライフサイエンス企業各社は複数の社内システムにまたがってタイムリーかつ完全な顧客データを維持しようと必死ですが、結果としてコンプライアンスや顧客エンゲージメントに関する大きな課題に直面しています。こうした課題の多くは、現在購入しているデータを統合し、フル活用する力がないことに端を発しています。質の高いデータへのよりオープンなアクセス環境とパートナーエコシステムを組み合わせて顧客へのシームレスなアクセスを確保することこそ、この業界が本当に必要としているソリューションなのです」

デロイトでパートナーを務めるロバート・ブライアント氏はこう語ります。「Veevaと提携できて光栄です。Veevaはライフサイエンス業界向けに最も包括的なデータやサービスソリューションを提供するというビジョンに向けて取り組みを続けてきました。私たちはVeeva OpenDataの初期ユーザー各社でVeevaと連携し、そのソリューションやビジョンに感銘を受けています」

Veeva OpenDataについて
Veeva OpenDataが展開するデータやサービスの中核を成すVeeva OpenData Customer Dataは、数百万件に及ぶ医療従事者や医療組織、各種団体のデータです。顧客データは信頼できる業界の情報源をもとにたえず更新されており、昨今のマルチチャネル・エンゲージメントに欠かせないデジタルプロフィールデータを含め、最もタイムリーな最善の情報を整備しています。最高水準の品質や完全性を確保するために、管理担当者のもとで厳密かつ自動化された検証も行っています。Veevaはクリーニングや拡張、検証をはじめとする多彩なデータマネジメントサービスも展開しています。 ライフサイエンス業界の皆様に顧客データのさらなる価値を実感していただくために、すでに多くの大手企業がVeeva OpenDataのパートナーに名を連ねています。 Axtria、BMI SYSTEM、Crossix Solutions、Decision Resources Group、LiquidHub、OpenQ、Symphony Health Solutions、Qlik、Zephyr Healthをはじめ、パートナーの数はますます増えてきています。Veeva OpenData Customer Dataと関連サービスは現時点でオーストラリア、中国、イギリス、米国でご利用いただけます。他の主な欧州諸国への展開は2015年、それ以外の地域への展開は2016年を予定しております。

i Veeva Systems, “European Life Sciences Industry Survey on Customer Data, Summary of Preliminary Results,”March 2015.     
 https://www.veeva.com/resources/european-life-sciences-customer-data-survey/
ii ibid.
iii ibid.
iv ibid.

Veeva Systems社について
Veeva Systems社はグローバルなライフサイエンス企業向けにクラウドベースのソリューシ ョンを提供するリーディングカンパニーです。世界最大規模の製薬会社からバイオテクノロジー分野の新興企業まで275社を超える顧客を擁し、技術革新への取り組みや卓越した製品力によって、お客様の成功をサポートしています。Veevaは、サンフランシスコのベイエリアに本社を置き、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカに拠点を展開しています。詳しくは、公式サイト をご覧ください。

Forward-looking Statements
This release contains forward-looking statements, including statements regarding benefits from the use of Veeva’s solutions and general business conditions. Any forward-looking statements contained in this press release are based upon Veeva’s historical performance and its current plans, estimates and expectations and are not a representation that such plans, estimates, or expectations will be achieved. These forward-looking statements represent Veeva’s expectations as of the date of this press announcement. Subsequent events may cause these expectations to change, and Veeva disclaims any obligation to update the forward-looking statements in the future. These forward-looking statements are subject to known and unknown risks and uncertainties that may cause actual results to differ materially. Additional risks and uncertainties that could affect Veeva’s financial results are included under the captions “Risk Factors” and “Management’s Discussion and Analysis of Financial Condition and Results of Operations,” in the company’s filing on Form 10-Q for the period ended July 31, 2014, which is available on the company’s website at www.veeva.com under the Investors section and on the SEC’s website at www.sec.gov. Further information on potential risks that could affect actual results will be included in other filings Veeva makes with the SEC from time to time.

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